
月月例で同行させていただいている、ボランティア団体「星の子キッズ」さんの定期訪問で、今回も東京都北区の児童養護施設へお伺いしました。
この施設には中学生や高校生も暮らしていますが、「星の子キッズ」さんの活動対象は小学生のみです。そして、小学校を卒業すると星の子キッズの活動からも卒業となり、その際にはこれまでの遠足やイベントの写真を一冊のアルバムにまとめて、卒業記念としてプレゼントしているそうです。とても素敵な取り組みだと思います。
ただ、活動中は大人が子どもから目を離せないため、写真を撮影する時間や余裕がなかなか取れないというお悩みもあると伺いました。さらに、撮影できたとしてもスマートフォンでの撮影が中心になるため、卒業アルバムに使うには画質が不足してしまうことも多いそうです。
そこで私たち「おもいでぼっくす」が、撮影専属のボランティアとして同行させていただくことになりました。カメラマンが入ることで、ボランティアの皆さんは子どもたちとより安心して向き合えますし、子どもたちの自然な表情や楽しそうな瞬間を、しっかりと形に残すことができます。
特に、今回のように卒業アルバムに使用する写真を意識した撮影では、構図やタイミング、場面選びにも一層の工夫が必要になります。
今回のテーマは「国際交流」
今回の催しは、水族館などの外出ではなく、施設内で行われました。テーマは「国際交流」です。
星の子キッズのボランティアさんの中には海外の方も多く、日本の方でも外国とのつながりがある方が多くいらっしゃいます。今回はさまざまな国の方々をお招きし、子どもたちと直接ふれあっていただく素敵な機会となりました。
普段、子どもたちが外国の方と接する機会は多くありません。そのため、今回のような催しは、子どもたちの視野や価値観を広げる貴重な経験になったのではないかと思います。
施設内には各国のテーブルが並び、文化や名物、習慣や観光地などの話に、子どもたちは興味津々で耳を傾けていました。中には自国のお菓子や料理を持ってきてくださった方もいて、子どもたちは大喜び。「これおいしい」「なんて名前なの」と楽しそうに会話が弾み、笑顔あふれる交流の時間となりました。
撮影を通じて
今回は施設内での催しだったため、ストロボの使用や複数台のカメラの持ち込みも可能でした。明るい室内で、子どもたちの動きのある様子や、ふとした笑顔をしっかりと撮影できました。一人ひとりの「卒業アルバムに残したい瞬間」を逃さないよう、カメラマンとしても自然と力が入りました。
撮影した写真はすべて施設側のご要望に沿って納品し、ご確認いただいた後は、おもいでぼっくすのサーバーおよびすべてのデバイスから削除しています。
これからも「おもいでぼっくす」は、子どもたちが将来振り返ることができる大切な一枚を残すために、心を込めて活動を続けてまいります。

📸 子どもたちのための出張撮影、承ります
今回のように、児童養護施設・乳児院・母子生活支援施設などで暮らす子どもたちを対象とした無料の出張撮影を行っています。
七五三やお誕生日、入学・卒業など、特別な日も、なんでもない日常も、写真として残してあげたいという施設の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。
💡 撮影費・交通費などはすべて無料です。
お問い合わせは【こちらのフォーム】までどうぞ。

🌱 「おもいでぼっくす」の活動をご支援ください
私たちNPO法人「おもいでぼっくす」は、
社会的養護のもとで暮らす子どもたちに「思い出の写真」をプレゼントする活動を続けています。
撮影、プリント、アルバム制作などの費用は、皆さまからのご支援・ご寄付でまかなわれています。
✨ クレジットカードでのご寄付も可能です。
あなたの優しさが、子どもたちの心に残る「思い出」になりますように。