児童養護施設の遠足に同行撮影してきました
今回の行き先は、豊洲駅から徒歩10分ほどの東京ガス「がすてなーに ガスの科学館」。子ども20名に対し、大人ボランティアは40名以上という大所帯です。

電車での移動も社会勉強
地下鉄を乗り継いでの移動でしたが、トラブルもなく、子どもたちも迷子にならず無事に乗り換えできました。この電車での移動は、切符の買い方や車内マナーなどを学ぶ社会勉強の機会にもなるそうです。確かに、子どもにとって電車に乗る機会はあまり多くないかもしれませんね。
「がすてなーに」の建物と周辺環境
「がすてなーに」は曲面のガラスを多用した2階建ての建物で、遠くからでもすぐにわかります。屋上や入り口前には広い芝生スペースがあり、海沿いの公園と一体化しています。レジャーシートを広げて楽しむご家族も多く、子どもたちはすでに元気いっぱいに遊んでいました。

クイズ大会で盛り上がる
館内に入ると、ちょうどクイズ大会の時間。まずは「クイズホール」へ直行しました。ホール内は撮影不可のため、カメラマンは外で待機です。
後で子どもたちに感想を聞くと、とても楽しかったそうで、「もう一回やりたい!」という声も多く聞かれました。
エナジースタジオで体験学習
クイズ大会の後は「エナジースタジオ」へ移動。実験やデモンストレーションを交えたサイエンスショーを見学し、ガスに関する様々な展示も楽しみました。
子どもたちに特に人気だったのは、
- ヘルメットをかぶってガス管をくぐる体験
- 自転車の空気入れでボールを飛ばす実験
体を動かすアクティビティにはやはり大興奮です。
中でも人気だったのは、天井から床に投影された映像のボールを蹴ってゴールに入れるゲーム。映像のボールが蹴ると動く不思議さと、体を使って遊ぶ楽しさで大人気のアトラクションでした。
撮影方針の変更
今回の撮影から少し方針を変更しました。施設では、子どもたちが小学校を卒業する際に、活動の写真でアルバムを作成してプレゼントしています。そのため、撮影した写真はアルバム作成以外には使用されません。
通常のスクールフォトの商業撮影では、時間内に子どもをまんべんなく撮影し、数百枚単位で納品します。しかし、この施設ではアルバムに採用される写真は数枚のみで、残りは使用されないことに(いまさら)気づきました。さらに、プライバシーと個人情報保護の観点から、ボランティアにも写真を見せることはできません。デジタルアルバムにアクセスできるようにすると、保存や流出のリスクがあるためです。
そこで方針を変更し、枚数は少なくても卒業アルバムに使えそうな写真を狙って撮影することにしました。
具体的には、ひとつは絞りを開放付近で撮影することで背景が大きくボケ、被写体の人物が際立ちます。ただし、開放での撮影はピント範囲が狭く、動きの激しい子どもたちではピンボケになる可能性もあります。従来の大量撮影とは逆のアプローチで、キラーショット狙いです。その他もいろいろと調整を行いました。
子どもたちの表情をじっくり撮影
その結果、子どもたちの展示に興味深そうな顔や、実験にチャレンジする楽しそうな表情をじっくり撮影できました。
さらに屋上の芝生広場では、ジャンプ撮影大会に。独創的なポーズや複数人でのジャンプで大盛り上がり。帰りまでの時間にはシャボン玉作りや竹とんぼ飛ばしも撮影し、たくさんの素敵な写真が撮れました。

遠足を終えて
一日遊び終え、大人たちはぐったりでしたが、子どもたちは上りの坂道をダッシュで帰っていきました。無限の体力ですね!
📸 子どもたちのための出張撮影、承ります
今回のように、児童養護施設・乳児院・母子生活支援施設などで暮らす子どもたちを対象とした無料の出張撮影を行っています。
七五三やお誕生日、入学・卒業など、特別な日も、なんでもない日常も、写真として残してあげたいという施設の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。
💡 撮影費・交通費などはすべて無料です。
お問い合わせは【こちらのフォーム】までどうぞ。

🌱 「おもいでぼっくす」の活動をご支援ください
私たちNPO法人「おもいでぼっくす」は、
社会的養護のもとで暮らす子どもたちに「思い出の写真」をプレゼントする活動を続けています。
撮影、プリント、アルバム制作などの費用は、皆さまからのご支援・ご寄付でまかなわれています。
✨ クレジットカードでのご寄付も可能です。
あなたの優しさが、子どもたちの心に残る「思い出」になりますように。
最近は季節がら「七五三」や「ハロウィーンパーティ」の撮影のお問い合わせが増えています。もちろん大歓迎ですのでお気軽にお問い合わせ下さい!