
月例となった東京都北区の児童養護施設の遠足同行撮影。
2025年1月の行き先は葛西臨海水族園でした。
この日は冬の屋外でのお弁当でしたが、幸いにも天候に恵まれ、風も穏やかで寒さをあまり感じることなく、子どもたちは元気いっぱいの様子でした。
ボランティアの皆さんが手作りしてくださったお弁当を、屋外テラスで楽しそうに食べる姿が印象的で、あっという間に食べ終わる子もいれば、じっくり味わいながら食べる子もいて、それぞれの姿に思わず笑顔がこぼれました。
水族園内の見学の様子
昼食後は、水族園内を自由に見学しました。
生き物に興味津々でじっくりと観察する子、あまり関心を示さずに次々と先へ進む子と、反応はさまざまでしたが、それもまた子どもたちの個性を感じられる時間でした。
タッチプールではウニなどの生き物に直接触れられるコーナーがあり、初めての体験に目を輝かせる姿がとても印象的でした。
やっぱり外遊びが一番
しかし、一番盛り上がったのは館内ではなく、外での追いかけっこでした。
元気が有り余っている小学生たちは、水槽の前よりも青空の下で思い切り走り回る方が楽しかったようです。
撮影の裏側
館内は照明が暗く、しかも多くの来館者で混雑しており、さらに子どもたちは思い思いにあちこちへ散らばってしまうため、撮影はなかなかの難易度でした。
まるで水槽の中のマグロのように館内を何度も巡りながら、子どもたちの真剣な横顔やふとした笑顔を見つけては、カメラに収めていきました。
こうして残した写真が、将来ふと見返したときに「懐かしい」「楽しかった」と思ってもらえる一枚になれば、それだけで十分です。
児童養護施設の写真について
児童養護施設の子どもたちの写真は、プライバシーと安全の観点から厳重に管理されています。
この施設では、ボランティアの方も含めて指定の写真係以外の撮影は禁止されており、スマートフォンなどでの撮影も一切認められていません。
それは、子どもたち一人ひとりに事情や背景があるためです。
中には、この施設にいること自体が外部に知られてはいけないケースもあります。
そのため、SNSなどへの掲載はもちろん、万が一の流出リスクを防ぐために細心の注意を払っています。
私たち「おもいでぼっくす」では、撮影した写真はご担当者様へ納品・ご確認いただいた後は、サーバーや全てのデバイスから削除しています。
このブログにも子どもたちの写真は掲載できませんが、それもすべて、子どもたちの安心と未来を守るための大切な取り組みです。
おわりに
直接お見せできないのは少し寂しくもありますが、この日に撮影した写真が、いつか子どもたちにとって大切な思い出として心に残ってくれることを願っています。

📸 子どもたちのための出張撮影、承ります!
今回のように、児童養護施設・乳児院・母子生活支援施設などで暮らす子どもたちを対象とした無料の出張撮影も行っています。
七五三やお誕生日、入学・卒業など、特別な日も、なんでもない日常も、
写真として残してあげたいという施設の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。
💡 撮影費・交通費などはすべて無料です。
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私たちNPO法人「おもいでぼっくす」は、
社会的養護のもとで暮らす子どもたちに「思い出の写真」をプレゼントする活動を続けています。
撮影、現像、アルバム制作などの費用は、皆さまからのご支援・ご寄付でまかなわれています。
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あなたの優しさが、子どもたちの心に残る「思い出」になりますように。