
今月の月例撮影同行では、皇居北の丸にある「科学技術館」へ伺いました。
科学技術館は、さまざまなテクノロジーに触れたり体験したりできる、子どもたちにとって夢のような施設です。
外出撮影だけと思われがちですが…
最近、「おもいでぼっくすは外出の撮影がメインですか?」というご質問をいただきました。
確かに、遠足や外出の撮影報告が多いため、そう受け取られる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には、施設内での撮影こそ私たちの活動の中心です。
もちろん、遠足や運動会などの外出行事の撮影も大歓迎です。
私たちの活動の根底には、“写真格差をなくす”という思いがあります。
「思い出の写真」が生きる力に
例えば、本来であればご家族と出かけて、たくさんの写真を撮ってもらえたはずの場所や体験。
そうした写真も、子どもたちにとっては大切な思い出です。
子どもたちには、大人になったときに友達と同じようにたくさんの「思い出の写真」を持っていてほしい。
それが、将来の自己肯定感や自尊心、そして生きる力につながると私たちは信じています。
特に大切にしたい赤ちゃん時代の写真
最近の赤ちゃんたちは、スタジオ撮影やイベントなどで、かわいらしい写真をたくさん残していることが多いです。
特に1歳頃までは“かわいい盛り”でもあり、多くのご家庭で写真をたくさん撮影されます。
しかし、さまざまな事情でそうした機会に恵まれないお子さんもいらっしゃいます。
だからこそ、私たちはお誕生日や節目の記念日など、特別な「ハレの日の写真」を残すことを大切にしています。
誕生日を祝うことは、その子が生まれてきたことを肯定し、自尊心を育む大切な機会です。
科学技術館での撮影風景
さて、今回訪れた科学技術館は、2〜5階にかけてドーナツ状に展示や体験ブースが配置されています。
そのため、館内では子どもたちを探すのに少し苦労する場面もありました。
特に男の子たちは、運転や操縦ができるシミュレーター型の展示に夢中で、長い列にも根気強く並ぶ姿が印象的でした。
撮影環境について
事前に確認したところ、館内ではストロボの使用が許可されていたため、光量の不足を補うことができました。
ただし、場所によって照明の色味が大きく異なるため、色かぶりの調整には細心の注意を払いました。
それでも、どのエリアでも子どもたちはいきいきとした表情を見せてくれ、撮影にも自然と熱が入りました。
名物“巨大シャボン玉”での笑顔
科学技術館の名物でもある、巨大なシャボン玉の中に入れる体験は、子どもたちに大人気でした。
はしゃぐ姿と笑顔をしっかりと写真に収めることができ、今回も多くの素敵な表情を記録できたことを嬉しく思います。
最後に
おもいでぼっくすでは、施設内外を問わず、子どもたちの大切な「思い出」を残すお手伝いをこれからも続けてまいります。
ご希望に応じて、遠足や運動会だけでなく、施設内の行事・日常の撮影も柔軟に対応しております。
撮影のご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。相談ください。

📸 子どもたちのための出張撮影、承ります!
今回のように、児童養護施設・乳児院・母子生活支援施設などで暮らす子どもたちを対象とした無料の出張撮影も行っています。
七五三やお誕生日、入学・卒業など、特別な日も、なんでもない日常も、
写真として残してあげたいという施設の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。
💡 撮影費・交通費などはすべて無料です。
お問い合わせは【こちらのフォーム】までどうぞ。
🌱 「おもいでぼっくす」の活動をご支援ください
私たちNPO法人「おもいでぼっくす」は、
社会的養護のもとで暮らす子どもたちに「思い出の写真」をプレゼントする活動を続けています。
撮影、現像、アルバム制作などの費用は、皆さまからのご支援・ご寄付でまかなわれています。
✨ クレジットカードでのご寄付も可能です
➡ ご支援ページはこちら
あなたの優しさが、子どもたちの心に残る「思い出」になりますように。